ビックリ!インドネシア人には苗字がないんです

多国籍企業の場合には、自国以外の場所にも支店や子会社を設置するというやり方で事業を営むことが多い傾向にあります。そのため、インドネシアなどの東南アジアの国に支店を設けるようになります。そういったときには、本社の社員が転勤でインドネシアの支店に勤務することになり、現地でも従業員を雇い入れることになります。また現地の金融機関や取引先企業と交流を持つ機会も増えるため、インドネシア人と会話をすることも多くなってくるでしょう。

そういったときに驚くのが、インドネシア人に苗字がないということです。日本人の場合には、江戸時代には苗字がない人が大勢いましたが、明治時代以降は全ての人に対して苗字を持つことが認められました。しかし、インドネシアにおいては、一般の人も社会的地位の高い人も名前だけなのです。

まれに、名前を2つ以上に分けて表記していることがあるため、どちらかが苗字のようにも見えますが、両方とも名前であることが多いです。また、生まれたときから持っている名前の他に、別の名前を付け足すといったことも自由に行えるような仕組みになっています。

こうしたことから、社員証などの公的な身分証明書においても、名前だけ表記するようになっています。パスポートなどは、日本人の場合には当然のことながらフルネームで記載しますが、インドネシア人の場合には名前だけです。そもそも、名前だけの表記がフルネームという扱いになっています。